国ごとのジェスチャーの違い|外国人雇用のための外国人求人マスター

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知っておくと役に立つ国ごとのジェスチャーの違い

国や地域により、文化や風習に違いがあるのは当然のことです。外国人を雇用する際はこれらを考慮し、コミュニケーションを上手に取る必要がありますが、知っていないと悪気がなくても誤解を生む可能性のある風習の違いもあります。コミュニケーションを取る上で、特に知っておいた方が良い風習について、いくつかの事例を紹介します。

歴史観・価値観

それぞれの国で受けた教育が歴史観や物の価値観に大きく影響するため、外国人と話す際に気を付ける必要があります。
韓国では日本との歴史認識の相違から、日本人に対しても複雑な思いを持っている人が少なくありません。
ドイツの人にナチスやヒトラーの話をするのは厳禁です。戦争の話も話題にしない方が良いでしょう。
フランス革命は、一般市民が上流階級の貴族を下克上した史実ですので、上流階級の人との話題としてはタブーと言われています。
イギリスは日本から見ると曖昧に見えますが、イングランドとスコットランドとウェールズと北アイルランドの出身者から成る複合民族の国です。イギリス人を英語で表すのは「English」でなく「British」ですので間違えないようにしましょう。

ハンドサインの色々

コミュニケーションの中で、手を使って意思表示をするハンドサインはどこの国でも行われますが、様々な種類があります。中には同じサインでも真逆を意味するものもありますので、接する相手のサインの特徴を見ておきましょう。
人差し指と親指で輪を作るサインは日本だと「オッケー」を表しますが、フランスでは相手を侮辱する意味になります。またメキシコでは下品な意味、ブラジルでも猥褻な意味を表すので、使わないようにします。
腕を曲げ、逆の手で力こぶをたたく「ガッツポーズ」も海外では悪い意味ととらえる場合があります。フランスやブラジル、パキスタンで相手を侮辱する意味になりますので、注意が必要です。
他にも、ギリシャでは「ピースサイン」が侮辱を意味したり、オーストラリアでは逆向きのピースが同じく侮辱を意味します。タイでは「いいね」の親指を立てるポーズが侮辱の意味となります。
手にまつわる仕草としては、インドやネパールでは、人の頭に手を置くことはタブーとされていますので、子どもの頭をなでるなどという行為は注意が必要です。
また一般的に共通することとして、人を指さす行為は避けたほうが良いでしょう。

色々あるYes、No

日本で最も一般的なYes/Noは、首を縦に振る/横に振るであり、生活の中でも意思表示のしぐさとしてよく使われます。ところが似た仕草で違う意味を持つ国があります。
まず日本と真逆なのがブルガリアで、Yesの意思表示は首を横に振り、Noは縦に振ります。
またインドやパキスタン、バングラデシュ、スリランカなどでは、Yesの時に首を傾けます。日本では「うーん」と考え中を示すような曖昧なしぐさがYesとなります。
イタリア南部、シチリア、トルコ、ギリシャでは、顎をそらすとYesを意味します。
曖昧なものも多く、判断できないと感じたときは、Yes or No?と言葉で確認した方が良いでしょう。

他にも、日本人だと「ウィンク」は軽薄な印象を持つかもしれませんが、アメリカでは挨拶代わりに使われます。また足を組んで座る姿勢は、エジプトでは相手への敵意を意味すると言われているそうです。
外国人とのコミュニケーションは言葉の壁があるだけに、ボディランゲージを使いたくなることもありますが、世界には日本とは違った意味をするものもあることを覚えておきましょう。