1.日本式履歴書と自由書式のレジュメとの違い
ご存知の通り、日本の履歴書はフォームがある程度決まっていて、学歴や職歴、なぜその会社を選んだかの動機や自己PRなどを書き込むだけになっています。これではその人の考えや適性などを読み取ることが困難であるため、最近は一斉採用を行う多くの企業で「エントリーシート」の提出を求めることが多くなっています。エントリーシートは企業によって形式も異なり、得意分野や自分の考えを中心に、さまざまな自己PRができるものになっています。 海外のレジュメの内容は、どちらかと言うとこのエントリーシートに近いものが多いようです。ただし形式は企業側が用意するわけではないので、より一層自由度が高くなります。
外国人を採用する際に、日本式の履歴書の提出を求めたほうが良いのか、あるいは母国語のものを求めたら良いのかは企業側が自由に判断できます。 日本語の履歴書がきちんと書けること自体を一つの評価項目にするという考え方もあるでしょうし、人となりを深く知りたかったり、日本語能力よりも母国語の能力によるアピールを知りたいといった場合であれば、自由書式のレジュメでも良いかもしれません。