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日本から海外送金するには

日本で働く外国人の多くは、自分の母国に送金する機会があると思います。海外送金というと多くの方は銀行で行うものと思いがちですが、様々な利便性を考えると、近年登場した新しいサービスも活用したいところです。ここでは海外送金の情報を紹介します。

銀行からの送金

銀行で海外送金を行う場合、送金の際に3000円から4000円の手数料が発生し、現地でお金を受け取るときにも手数料が発生します。これだけの手数料が発生する理由は、送金元の銀行から送金先の銀行へダイレクトにお金が到達するのではなく、SWIFT(国際銀行通信協会)と呼ばれる高度にセキュリティの高いシステムを通じて、複数の金融機関を経由するため、そのたびに手数料や為替手数料がかかるためです。安全性は非常に高いですが、手数料が高く、また受取口座にお金が届くまでに通常で2日~5日、通貨や国によってはさらに時間がかかる可能性があります。また控除される手数料が不明なため、最終的に入金される金額が分からない点も不便な点です。

新しい送金サービスの登場

2010年、日本の資金決済法が改正され、銀行以外の業者でも外国為替の取引ができるようになりました。これにより多くの「資金移動業」と言われるサービスが立ち上がりました。送金金額が100万円未満という制約はありますが、個人が利用する送金金額としてはほぼ問題なく、銀行に比べて手数料を安く抑えられるので非常に便利です。手数料が安いのは、上述した銀行の仕組みが複数の銀行を経由するのに対して、資金移動業のサービスでは間に入る業者を極力減らすことで手数料を押さえているためです。サービスによっては、銀行口座がなくてもコンビニATMから送金ができたり、1時間程度でお金が届くなど、手数料以外にも利便性が高いものもありますので、色々比較検討して、自分にあったサービスを活用してみましょう。ここでは一例として、実績も多く信頼度の高いサービスを3つ紹介します。

Wise

Wise(旧名称 Transfer Wise)はリアルタイムの為替レートで送金予約ができ(96時間保証)、ほとんど1日~2日営業日で送金が完了します。画面で金額を入力すれば、為替や手数料の計算が行え、最終的な入金金額と日付をシミュレーションすることができます。銀行の最大8分の1の手数料で送金が可能です。 https://wise.com/jp

Smiles

スマホのアプリで簡単に送金ができるサービスで、ほぼリアルタイムでお金が振り込まれます。アプリに表示された為替レートがそのまま使われ、手数料も表示された金額以外にはかからないため、最終的な振込金額が明確です。カードを発行すれば、ゆうちょATMで利用ができるので便利です。 https://www.smileswallet.com/ja/

Western Union

ネットやアプリに加え、日本国内200の取扱店でも送金が行えます。マイナンバーカードがなくても、ナンバーの書かれた住民票があれば登録可能です。
またファミリーマートでも送金ができます。事前登録を行えば店頭の端末で送金が可能。口座開設は不要で、支払いはファミリーマートのレジで現金で支払うだけです。金額も最大30万円まで送金できます。 https://www.westernunion.com/jp/ja/home.html